歴史好きは必ず読む 新・水滸伝 完全版
-
-
3.5 • 6件の評価
-
-
- ¥1,400
-
- ¥1,400
発行者による作品情報
『新・水滸伝』は中国の一大伝奇小説として有名な『水滸伝』に日本風なアレンジをきかせ、意訳した作品。
軽快な筆致で、主要登場人物一人ひとりを鮮やかに描いた吉川英治渾身の遺作。
==============
中国は北宋の時代。
天下に悪疫が流行し、この厄介を払うため、勅使が龍虎山に派遣される。
ところがその勅使は傲慢にも、厳しく禁じられた伏魔殿の中へ立ち入り、封じられた百八の魔星妖星を地上に解き放ってしまう。
――それから三十年後。
世の中は腐敗し、身を容れるところをなくした英雄豪傑達は梁山泊に集まる。
官軍との戦いを勝ち抜き、勢力と名声を拡大していく梁山泊軍だったが、首領の晁蓋が落命。
次期首領を決めるに当たり、戦果をあげた宋江が首領につくこととなった。
そして天の啓示により、梁山泊に集まった百八の豪傑たちは、自分たちが伏魔殿に封じられていた魔星の生まれ変わりであることを悟るのであった。
世の乱れを嫌う彼らは、民衆を苦しめる朝廷に反発し、天下を揺るがす存在となる。
吉川英治の渾身の遺稿、完全版!
一巻
序曲、百八の星、人間界に宿命すること
毬使いの幸運は九天に昇り、風流皇帝の徽き 宗に会うこと
教頭の王進、追捕をのがれ、母と千里の旅に落ちゆく事
緑林の徒の涙を見て、史進、彼らを再び野へ放つこと
史進、家郷をすてて渭水へ奔り、魯提轄と街に会うこと
・
・
・
二巻
隣りで売る和合湯の魂胆に、簾もうごく罌粟のの性の事
色事五ツ種の仕立て方のこと。金蓮良人の目を縫うこと
梨売の兵隊の子大人の秘戯を往来に撒きちらす事
姦夫の足業は武大を悶絶させ、妖婦は砒霜の毒を秘めてそら泣きに泣くこと
死者に口無く、官正道なく、悲恨の武松は訴える途なき事
・
・
・
三巻
小張飛の名に柳は撓められ、花の美戦士も観念の目をつむる事
牢番役の鉄叫子の楽和、おばさん飲屋を訪ねてゆく事
登州大牢破りにつづき。一まき山東落ちの事
宋江、愁眉をひらき。病尉遅の一味、祝氏の内臓に入りこむ事
百年の悪財、一日に窮民を賑わし、梁山泊軍、引揚げの事
・
・
・
カスタマーレビュー
安いんですが…
完全版のはずなのに誤字だらけ。電子書籍業界が盛り上がらないのはこういう雑な作り方しているからかなぁ