流
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発行者による作品情報
一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。選考委員満場一致、「二十年に一度の傑作」(選考委員の北方謙三氏)と言わしめた直木賞受賞作。<解説:ロバート・ハリス>
APPLE BOOKSのレビュー
第153回(2015年上半期)直木賞受賞作 - ハードボイルド小説「路傍」や人気マンガ「NARUTO」「テラフォーマーズ」のノベライズ作品で知られる東山彰良。自身のルーツでもある台湾を舞台に描いた「流」は、ミステリーとしても青春小説としても読み応えがある。主人公・秋生(チョウシェン)の祖父は、蒋介石が死んだ1975年に突然殺害される。祖父はなぜ、そして誰に殺されたのだろうか。真相への手がかりとなったのは一枚の写真だった。戦争に翻弄されながら激動の台湾を生きた人々の姿を色鮮やかに描いた本作は、"20年に一度の傑作"と評されるのも納得の一冊。
カスタマーレビュー
Cecil_Ma
、
傑作です
すごく素晴らしい作品です