神々の乱心 上
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発行者による作品情報
昭和初期を雄渾に描く、巨匠最後の小説。
満洲と日本を舞台に描いた未完の大作千七百枚
2018年3月、NHK『100分de名著』でも取り上げられる、松本清張渾身の遺作!
昭和八年。東京近郊の梅広町にある「月辰会研究所」から出てきたところを尋問された若い女官が自殺した。
特高課第一係長・吉屋謙介は、自責の念と不審から調査を開始する。
同じころ、華族の次男坊・萩園泰之は女官の兄から、遺品の通行証を見せられ、月に北斗七星の紋章の謎に挑む。