若い読者に贈る美しい生物学講義―――感動する生命のはな‪し‬

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発行者による作品情報

生物とは何か、生物のシンギュラリティ、動く植物、大きな欠点のある人類の歩き方、遺伝のしくみ、がんは進化する、一気飲みしてはいけない、花粉症はなぜ起きる、IPS細胞とは何か・・・。最新の知見を親切に、ユーモアたっぷりに、ロマンティックに語る。あなたの想像をはるかに超える生物学講義!全世代必読の一冊!!

ジャンル
科学/自然
発売日
2019年
11月27日
言語
JA
日本語
ページ数
328
ページ
発行者
ダイヤモンド社
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
32.2
MB

カスタマーレビュー

サモトラケのニャンコ

ヒトは、地球という生命のなかでネクローシスするのか

この本も、一般読者に理解しやすいように、つまづきやすいところを分かりやすい例え話で懇切丁寧に説明している。小中学校の教えるのが上手い教師から手取り足取り、いろんな例を持ち出しは一人ひとりが理解しやすい授業を受けているような感がして非常に読みやすい。
特に、「自然選択には、有利なロボットを増やす働きはなく、不利なロボットを除く働きしかない」自然選択とは不利なもの、害になるものを排除するしくみなのかとあらためて思う。実に「残酷な進化」である。
生物の定義は、「外界と膜で仕切ることによって代謝をおこない、自分の複製をつくる」ことであれば、「産めよ増やせよ」は最大の使命である。生命にとって、それ以降の個体には興味がないようにみえる。(ヒトも出産期以降は用済みのように免疫の低下や細胞の老化・がん化が促進する)
「どんなにすばらしい特徴でも、子どもの数を増やさない特徴は自然淘汰で進化しない」
「今の地球上には、人類はヒト一種しかいない。現在の人類の種の多様性は、非常に低い状態である」
「現在の地球で最も深刻な問題は、ヒトが爆発的に増加していることなのである。このため地球という生態系は、著しく不安定になっている」等、やさしい文章でありながら、深く考えさせらる良書である。
生物学は、宇宙と同じように奥が深く人類には到底解明できないんじゃないかという気がする。
そもそも、細胞の自己修復機能が異常になると、他の細胞に周囲の細胞や組織にダメージを与えないようにするアポトーシスというしくみがどのような過程で仕上がったのか?なぜ細胞内にカリウムが多いのか?DNAに「発生→分化→成熟→老化→死」とプログラムされているのか?細胞分裂を繰り返す間にエラーが生じ、修復不可能になってしまうのか?ヒトが今後進化するとすれば、脳が小さくなることなのだろうか?
疑問と好奇心が尽きない。

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