運をつかむ
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3.7 • 19件の評価
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- ¥950
発行者による作品情報
人生の重大な岐路において「神頼み」をする人は多いことだろう。売上が今や2兆円に迫ろうとしている日本電産・創業者の著者は「人生は運が7割」と断言し、ラッキーカラーを常に身につけたり、寝るときの方角にこだわったり、毎月欠かさず神社に参拝したりしているという。ほかにも「〈ユーモアをいえる余裕〉が運を招く」「〈やらないこと〉を決めることで運をつかむ」「〈開き直り〉は運を落とす」など、仕事でもプライベートでも運気を落とさない生き方を徹底。強運に見える人には、しかるべき理由があるとわかる一冊。
APPLE BOOKSのレビュー
世界最大手の総合モーターメーカー、日本電産(現ニデック)を一代で築き上げた創業者、永守重信が成功の秘訣を明かす『運をつかむ』。1973年、28歳の時に従業員3名と設立した日本電産は、創業50年で売上高2兆円を超える巨大メーカーに成長した。サクセスストーリーの裏にあるのは、気が遠くなるほどの努力を重ねる永守の情熱だ。貧しい農家に生まれ、中学2年生の時に父を亡くし、奨学金で工業高校と職業訓練大学校(現職業能力開発総合大学校)に進学。厳しい環境下でも運命は変えられるとモーターの研究に明け暮れ、創業直後はライバル企業の倍働いて契約をもぎ取ってきたという。月に1度の参拝やラッキーカラーの験担ぎも紹介されるが、「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」の社訓や、6S(整理、整頓、清潔、清掃、作法、しつけ)といった運を迎える行動規範はすぐにでも取り入れたいところ。「努力し続けて初めて運が近付いてくる」との体験談に背筋が伸びる。
カスタマーレビュー
良い気持ちになれる作品。
「自分で考えた結果、他人と同じだとしても、その考えた過程で理解したことが大切である」
「奥様に『行ってきます』ではなく、『行くぞー!!』と仰る。忘れると奥様が『掛け声!』と言う」
「夜2時間多く仕事するやつより、朝30分早く仕事するやつを信用する。それは、朝のアクシデントに備えているからだ」
常に半信半疑というのも参考になった。