



遺訓
-
-
3.5 • 2件の評価
-
発行者による作品情報
武士(薩摩藩士)・軍人・政治家で、維新の三傑にも数えられる西郷隆盛のエッセイ。初出は「南洲翁遺訓」[秀英社、1890(明治23)年]。「南洲翁遺訓」は旧庄内藩の関係者が西郷から聞いた話をまとめたもの。構成は、本文四十一則、追加、補遺まで合せても五十三則という短いものであるが、その内容は人倫を説き、学問について述べ、あるいは政治のあるべき姿を明確に指摘している。