古事記
現代語譯 古事記
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3.4 • 278件の評価
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発行者による作品情報
8世紀初めに成立した現存する日本最古の歴史書。『日本書紀』とともに「記紀」と総称される。数多い口伝えを、天武天皇の命により稗田阿礼が収集し、それを元明天皇が太安万侶に書き留めさせたと伝えられる。上つ巻(序・神話)、中つ巻(初代から十五代天皇まで)、下つ巻(第十六代から三十三代天皇まで)の3巻から成る。天地開闢に始まり、伊邪那岐命、伊邪那美命の国生み神話、須佐之男命の大蛇退治など、神代より推古天皇に至る皇室の系譜を中心に、日本古代の神話・伝説・歌謡が収録されている。「こじき」の読み方は、江戸時代に本居宣長が提唱したとされるが、古代おいては「ふることぶみ」と読んでいたとも言われる。
APPLE BOOKSのレビュー
奈良時代に成立した、現存する日本最古の歴史書『古事記』は、歴史と神話が混在した謎に満ちた書である。稗田阿禮(稗田阿礼)が天武天皇に誦習(しょうしゅう)した天皇家の歴史を、太安萬侶(太安万侶)が書として編さん。神が天地を創造する過程から、万物の生まれる様を神話の形で表現し、やがては天界から遣わされた神の子が天皇の祖となる。この壮大なストーリーは、天皇家の歴史を示す『帝紀』と、神話や伝説などを含めた各地の伝承である『本辭』を、つないでまとめ整理したもの。個別に伝えられてきた歴史が、天皇が治める大和朝廷に集約された結果ともいえる。もちろん史実と虚構は区別しなければならず、史書として認められない時代もあったが、現代ではその神秘性故に再評価され、考古学的な歴史書というよりも、日本文学の源流を知る上で欠かせない書となっている。本書は、元國學院大學教授で、大正、昭和の国文学者であった武田祐吉が、生涯をかけた天皇史研究の集大成。現代語訳で分かりやすくなった物語に加え、歌謡や祝詞、索引から解説まで網羅しており、『古事記』について研究する上では避けて通れない底本となる。
カスタマーレビュー
古事記
文章難しいけど楽しいです。 いろんな事を知るためにはいいとおもいます。^_^
無料で見れるなんて
無料で日本の歴史書の古事記を読めるなんてありがとうございます。
意外
古事記は日本最古の史記だと教わってさぞ素晴らしい内容のものと思って読みましたが。