雪国
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- ¥400
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発行者による作品情報
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。「無為の孤独」を非情に守る青年・島村と、雪国の芸者・駒子の純情。魂が触れあう様を具に描き、人生の哀しさ美しさをうたったノーベル文学賞作家の名作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
カスタマーレビュー
しみけん♡
、
こ、これは!!
道がつづら折になっていよいよ天城峠が密泊に近いたと思う頃すまじい早さの麓で私を追ってきた。
じゃーないですかー!!!!!!!
セカオワG
、
面白いです。
電子書籍として購入してから約一年ほど経ってしまいましたが、なんとか読了できました。
私にとっては、前半部分はなかなか島村と駒子の関係や時代背景や用語が頭に入って来ませんでした。
しかし、後半部分からは、駒子と島村との関係が理解できてきました。
また、著者川端康成の、四季の移り変わりや天の川の情景描写は、こんな表現があるのかと驚き、その情景を想像させられ、宇宙の広がりを感じさせられました。
トゥーン・リンク
、
美しい絵画世界
推敲を重ねた文章には無駄がない。日本の情景が美しい。「夜の底が白くなった」という文章は今の小説では「昨夜から降り続いた雪で夜の帷の底で雪が白く照り返る」とでもなるだろう。無駄がないだけに想像力が読者だけの想像を広げてくれる。
雪の中で描かれる駒子の情熱。どうともできずに流される島村。葉子の狂い様。
どこにも辿り着かない美しい世界。