風の払暁―満州国演義一―(新潮文庫) 風の払暁―満州国演義一―(新潮文庫)
満州国演義

風の払暁―満州国演義一―(新潮文庫‪)‬

    • 5.0 • 1件の評価
    • ¥880
    • ¥880

発行者による作品情報

霊南坂の名家に生を受けた敷島四兄弟は、異なる道を歩んだ。奉天総領事館に勤務する外交官、太郎。満州で馬賊を率いる、次郎。関東軍の策謀に関わる陸軍少尉、三郎。左翼思想に共鳴する早大生、四郎。昭和三年六月、奉天近郊で張作霖が謀殺された。そして時代の激流は彼ら四人を呑みこんでゆく。「王道楽土」満州国を主舞台に、日本と戦争を描き切る、著者畢生(ひっせい)の大河オデッセイ。(解説・馳星周)

ジャンル
小説/文学
発売日
2015年
8月1日
言語
JA
日本語
ページ数
404
ページ
発行者
新潮社
販売元
Shinchosha Publishing Co., Ltd.
サイズ
3.8
MB

カスタマーレビュー

sny04

一ファンとして

高校卒業時に作家の砂のクロニクルに出会ってから、強烈な船戸ファンというかむしろ、取り憑かれたような貪り読んでいた彼の作品群の遺作。
観光された時に、ハードカバーでこれは購入していたのだが、ここに来てようやく読み始めることができた。
現在ラテンアメリカ移住で、電子書籍を重宝しているが、本当はテーブルに向かって姿勢を正して読みたい本である。
感想は、読み終わってから書こうと思うが、遺作だと思うと、長年読み始める覚悟が出来なかった。もう次がない、と言う寂しさが原因だと思う。
wikiや史実紹介ページを見ながら読み進めるので、中々に体力勝負ではあると思うが、力尽きる事なく書き上げた、船戸氏に敬意を持ちつつ、じっくりと読んでいきたいと思う。
普段はレビューはしないのだが、今回初めて、そして完読後にレビューを上げたいと思う。

船戸与一の他のブック

ミステリーの書き方 ミステリーの書き方
2015年
山猫の夏 【新装版】 山猫の夏 【新装版】
1995年
神話の果て 【新装版】 神話の果て 【新装版】
1995年
虹の谷の五月 上 虹の谷の五月 上
2003年
砂のクロニクル 上 砂のクロニクル 上
2014年
虹の谷の五月 下 虹の谷の五月 下
2003年

このシリーズの他のブック

事変の夜―満州国演義二―(新潮文庫) 事変の夜―満州国演義二―(新潮文庫)
2015年
群狼の舞―満州国演義三―(新潮文庫) 群狼の舞―満州国演義三―(新潮文庫)
2015年
炎の回廊―満州国演義四―(新潮文庫) 炎の回廊―満州国演義四―(新潮文庫)
2016年
灰塵の暦―満州国演義五―(新潮文庫) 灰塵の暦―満州国演義五―(新潮文庫)
2016年
大地の牙―満州国演義六―(新潮文庫) 大地の牙―満州国演義六―(新潮文庫)
2016年
雷の波濤―満州国演義七―(新潮文庫) 雷の波濤―満州国演義七―(新潮文庫)
2016年