



鴨川食堂おかわり
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4.5 • 26件の評価
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- ¥690
発行者による作品情報
あの日の家族の食卓、捜します。
第一話 海苔弁 料理下手な父親が覚えた、たった一つの手料理
近体大の北野恭介は、水泳界のホープだ。彼は中一の夏から中三の卒業まで、父親に毎日同じ弁当を持たされたという。
第二話 ハンバーグ 息子の大好きなハンバーグが許せない母親の後悔
食ジャーナリストの竹田佳奈は、息子の一番好きな食べ物が、実家のハンバーグであることが気に入らない。
第三話 クリスマスケーキ 息子を交通事故で亡くした夫婦のけじめ
和菓子屋『香甘堂』を営む坂本正幸夫妻は、六年前に一人息子を亡くした。過去に踏ん切りをつける決心をしたが…。
第四話 焼飯 知られたくない、でも忘れられない過去がある
白崎初子は、鴨川こいしと大学の同級生。初子は、大企業の御曹司からプロポーズを受けているという。
第五話 中華そば 引き継がれたものは、夢を追い続ける心
小野寺勝司は大学時代、バンド練習を北大路橋の下で行っていたが、そこにはいつも同じ屋台が出ていた。
第六話 天丼 迷わん人生てなもん、どこにもありまへん
「北のひとつ星」という大ヒット曲の歌い手藤川景子は帰郷を決意したが、その前にかつてご馳走してもらった天丼を食べたいという。
カスタマーレビュー
食には生活がある
どんな食にもだれかの生活がある。そしていつも大事な思い出す。そして作った人の気持ちと食べた人の心の動きと重なる。世界の人がこの話を読んだら、きっとまた自分の国の食が好きになるだろうと思いました。アメリカの街角でこの小説を読みながら、日本に帰ったら懐かしい京都を訪れてみようかと思いました。
All meals relate to somebody’s life. It remind us sweet memory. I imagine both of someone who cooked and ate them. I recommend these stories for someone in the world, so they could love their meals.
Also I am sure that I will go to Kyoto after I will be back to Japan.