鴨川食堂
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- ¥630
発行者による作品情報
京都発! 思い出の「味」、捜します。
第一話 鍋焼きうどん―― 一番おいしかったものにもう一度出会うのは難しい。
窪山秀治は数年前に妻を亡くし、定年後に新たな伴侶と巡り会った。彼女は秀治の大好物だけうまく作れないという。
第二話 ビーフシチュー――プロポーズされたレストランが思い出せない!?
師走に入ると、京の都もせわしない。二人の老婦人が、55年の食を求めて看板もない食堂に入っていった。
第三話 鯖寿司――おいしさに勝るのは、思い出というスパイス。
総理大臣である岩倉友海が探しているのは、50年も前食べさせてもらったおやつがわりの品だった。
第四話 とんかつ――“おいしい”の一言を、忘れる料理人はいない。
大分でピアノ教師をしている広瀬須也子の元夫は、京都でとんかつ屋を開いていたが、余命三ヶ月だという。
第五話 ナポリタン――おいしいものを食べると、泣けてくる。
浜松に住む女子大生・美月明日香が探しているのは、祖父が旅行先で食べさせてくれた黄色いスパゲティだった。
第六話 肉じゃが――男のソウルフードは、おふくろの味。
六本木ヒルズ在住の実業家・伊達久彦は、亡き母が作ってくれた肉じゃがを食べてみたいという。
カスタマーレビュー
こま縞
、
渥美半島と電照菊
私の叔母は長野県から渥美半島の農家に嫁ぎました 叔母達の畑に何度も行っていますが いつも不思議な気持ちで見ていたのは あの仄暗いビニールハウスの波でした 中を見ると 白や黄色の菊達が 真っ直ぐ凛として立っていたのを 思い出します 祖父 祖母 父の葬儀の時 菊が贈られて来ました あの凛とした花でした 思い出の風景ありがとうございます