4TEEN
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4.1 • 10件の評価
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- ¥610
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発行者による作品情報
東京湾に浮かぶ月島。ぼくらは今日も自転車で、風よりも早くこの街を駆け抜ける。ナオト、ダイ、ジュン、テツロー、中学2年の同級生4人組。それぞれ悩みはあるけれど、一緒ならどこまでも行ける、もしかしたら空だって飛べるかもしれない――。友情、恋、性、暴力、病気、死。出会ったすべてを精一杯に受けとめて成長してゆく14歳の少年達を描いた爽快青春ストーリー。直木賞受賞作。
APPLE BOOKSのレビュー
第129回(2003年上半期)直木賞受賞作。1997年、池袋西口に集まるやんちゃなハイティーンの生態と街のダークな顔を生き生きと映し出す『池袋ウエストゲートパーク』でデビューし、大ブレイクした石田衣良。『4TEEN』は池袋から地下鉄で南東に約25分下った町、月島が舞台だ。執筆当時、石田が住んでいただけに町のスケッチに愛が感じられ、本を片手に散策したくなる。高級タワーマンションの足元には商店街や年季の入った長屋が並び、町を囲むように隅田川が流れる。都会なのにのんびりした空気が流れる月島で暮らす4人の中学2年生、ナオト、ダイ、ジュン、テツロー。急激に歳をとるウェルナー症候群を抱えるナオトの入院から始まる連作集は、八つのエピソードがリレーしながら1年間を駆け抜ける。14歳の少年たちはどうしたって死を意識してしまうが、いつだってばかをやって4人でずっとつるんでいたいと願っていた。まぶしいほどの純粋さと友情に、14歳の自分が懐かしく思い出される青春物語。4人のその後は続編『6TEEN』で追いかけよう。