GO
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4.2 • 42件の評価
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発行者による作品情報
広い世界を見るんだ――。僕は《在日朝鮮人》から《在日韓国人》に国籍を変え、民族学校ではなく都内の男子校に入学した。小さな円から脱け出て、『広い世界』へと飛び込む選択をしたのだ。でも、それはなかなか厳しい選択でもあったのだが。ある日、友人の誕生パーティーで一人の女の子と出会った。彼女はとても可愛かった――。感動の青春恋愛小説、第123回直木賞受賞作。
APPLE BOOKSのレビュー
第123回(2000年上半期)直木賞受賞作。K-Popはまだ世界に浸透しておらず、『冬のソナタ』から始まる韓国ドラマブーム前だった2000年の日本。今ほどカジュアルに語れなかった在日韓国、朝鮮人のリアルと、差別にさらされる人々の複雑な感情を、パワフルかつコミカルに刻み付けたのが金城一紀の青春小説『GO』だった。金城は中学まで民族学校に通い、父からボクシングを習い、朝鮮籍から韓国籍に変えて高校からは日本の普通高校に通う。大学1年の時には幼なじみを亡くした。彼のそんな生い立ちと疑問と怒りが、主人公の高校生、杉原に投影されている。けんか三昧の日々を過ごす杉原が、パーティーで女子高生の桜井と出会う。会うたびに音楽や映画の話題で盛り上がるが、杉原は出自をいつどうやって伝えるか迷っていた。ただでさえ多感な高校時代に常に差別され、アイデンティティの危機にさらされるキツさ。杉原の叫びは日本を変えたのだろうか。笑って泣いて、考えさせられる力作。2001年には行定勲監督、宮藤官九郎脚本、窪塚洋介、柴咲コウ出演で映画化され大ヒットとなった。
カスタマーレビュー
1番好きな本
めちゃくちゃカッコいいです!
理不尽な世界をタフに生き抜く主人公とその家族の姿は、とてもカッコよくて、主人公の広い世界をみるんだの言葉は、鳥肌が立ちました。
恋愛、友情、家族、青春、全部が詰まった最高の1冊だと思います。
ひどい日本人ヘイト本
主人公は在日韓国人の少年です。
彼らは日本をなぜそんなに敵視するのでしょうか。
在日と呼ばれるのは、日本人を敵視し、日本を貶しているからではないでしょうか。根本的に彼らは「外国人」なのです。
間違いなく、歪曲した歴史観のもとに書かれた日本人ヘイト本と言えるでしょう。
全ての在日コリアンの方がこういう風であるとは全く思いません。日本を愛してくださる方々には、ぜひ日本にいていただきたい。
しかし、本書のように日本人を悪魔のように描き、日本に嫌々いる方々は早く本国にお帰りください。本国での差別など知ったことではありません。韓国の国内問題です。
唯一、この本の良いところは朝鮮学校の教育がいかにひどいかを教えてくれることでしょう。
いずれにせよ、二度と読み返すことはないです。
ページ欠けてます
ページ欠けてます。あらら。