クオリアと人工意識 クオリアと人工意識

クオリアと人工意‪識‬

    • 5.0 • 2件の評価
    • ¥1,300
    • ¥1,300

発行者による作品情報

「意識」は「コピー」できるか?
人工知能に「意識」は生まれるか?
茂木健一郎が、自身のメインテーマである「意識」と「クオリア」について、
16年の沈黙を破って書き下ろした、新たな代表作にして問題作!

人工知能の研究の進展が目覚ましい。
だが、人間は、なぜ人工知能を生み出すのだろうか?
その根底にあるのは、自分の「似姿」をつくろうとする本能である気がしてならない。
人間は、その知性を通して、「万物の霊長」たる地位を確立してきた。
そのような人間の知性の一つの究極の応用として、人工知能の研究、開発がある。人工知能の研究には、もちろん、実用的な意義も大きいが、それに加えて人間が自分自身の成り立ちを理解するという意義もある。
人工知能は、私たちの「鏡」なのだ。
その「鏡」の中には、果たして、「クオリア」に満ちた私たちの「意識」もまた、映っているのだろうか?
人工知能をつくることは、「人工意識」を生み出すことにつながっていくのだろうか。
<本文より>

☆本書で考察するテーマの一部
〇眠る前の「私」と、目覚めた後の「私」はなぜ同じなのか?
〇私たちは、「ホモサピエンス」(知性を持つ人間)である以上に「ホモコンシャス」(意識を持つ人間)である。
〇物質に過ぎない脳から、「意識」や「クオリア」が生まれてくる不思議。
〇「意識」は「コピー」できるか?
〇「人工意識」をつくることは可能か?
〇人工知能が生成した文章は、「どこにもたどり着かない」?
〇統計的アプローチでは、「意識の謎」の解明はできない。
〇人工知能をめぐる議論に、ときに驚くほど終末感が漂うのはどうしてなのか?
〇記憶を「外套」だとすると、脳は、その外套を引っ掛けておくための壁に打たれた「釘」に過ぎないという考え方。
〇「私」という「意識」は、この宇宙の全歴史の中で一回だけのものであり、一度死んでしまえば二度と戻らないという「セントラルドグマ」は正しいのか?

ジャンル
科学/自然
発売日
2020年
7月15日
言語
JA
日本語
ページ数
384
ページ
発行者
講談社
販売元
Kodansha Ltd.
サイズ
3.7
MB
意識とはなにか ――〈私〉を生成する脳 意識とはなにか ――〈私〉を生成する脳
2003年
未来は決まっており、自分の意志など存在しない。~心理学的決定論~ 未来は決まっており、自分の意志など存在しない。~心理学的決定論~
2021年
意識はいつ生まれるのか 脳の謎に挑む統合情報理論 意識はいつ生まれるのか 脳の謎に挑む統合情報理論
2015年
心と脳-認知科学入門 心と脳-認知科学入門
2011年
パテカトルの万脳薬 脳はなにげに不公平 パテカトルの万脳薬 脳はなにげに不公平
2019年
科学的とはどういう意味か 科学的とはどういう意味か
2012年
龍馬脳のススメ 龍馬脳のススメ
2010年
結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方 結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方
2015年
最高の雑談力 結果を出している人の脳の使い方 最高の雑談力 結果を出している人の脳の使い方
2018年
「すぐやる」語録 特別編集版 「すぐやる」語録 特別編集版
2017年
プロフェッショナル 仕事の流儀 佐藤可士和  アートディレクター ヒットデザインはこうして生まれる プロフェッショナル 仕事の流儀 佐藤可士和  アートディレクター ヒットデザインはこうして生まれる
2013年
眠れなくなるほど面白い 図解 脳の話 眠れなくなるほど面白い 図解 脳の話
2020年
現代思想入門 現代思想入門
2022年
生物はなぜ死ぬのか 生物はなぜ死ぬのか
2021年
人新世の「資本論」 人新世の「資本論」
2020年
失敗の本質 失敗の本質
1984年
22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる 22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる
2022年
バカの壁 バカの壁
2003年