京の四季
発行者による作品情報
この作品の作家は、和辻哲郎(わつじてつろう、1889年3月1日-1960年12月26日)は、『古寺巡礼』『風土』などの著作で知られる日本の哲学者、倫理学者、文化史家、日本思想史家。『京の四季』は底本の「和辻哲郎随筆集」では「日本思想」としてまとめられている。初出は「新潮」1950(昭和25)年10月号。
カスタマーレビュー
ふと読書
、
京の自然美
日々の忙しさから、少しだけ逃げたいときに、この随筆をぜひ読んでほしい。
京都の自然の色が移り行く様を、落ち着いた調子で描いている。それを読むと、自分の周囲にある自然にも、気を配って見つめてみたいときっと思うはずである。
京都礼讃というわけではなく、自然に囲まれた人の生活に目を向けさせてくれる優しい随筆だ。
次には、川端康成の「古都」をお勧めしたい。