孔子
発行者による作品情報
ヨーロッパの古典文献学に基づき、『論語』の成立過程を丹念に紐解き、孔子の弟子達が伝えようとしていたメッセージに迫る一書。「この書には自分の気づかぬいろいろな誤謬があるかも知れぬ。が、自分が志したのは、いまだ孔子に触れたことのない人に『論語』を熟読玩味してみようという気持ちを起こさせることであった」という序文の一説が、そんな作者の思いを物語っている。哲学者、倫理学者、文化史家、日本思想史家と多彩な顔を持つ和辻哲郎は、『古寺巡礼』『風土』などの著作で知られ、彼の倫理学の体系は「和辻倫理学」と呼ばれる。主著である『倫理学』は、「近代日本における独創性を備えた最も体系的な哲学書の一つ」と言われる。
カスタマーレビュー
かずすき
、
論語の功績がわかりやすく解説しています。
かの渋沢栄一がもっとも大切にした論語の原点が解説されており、中庸"が大事だと感嘆させられた。三大聖人の一人だと納得できました。皆さんにもおすすめの本です。