夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録
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4.4 • 10件の評価
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発行者による作品情報
本書は、みずからユダヤ人としてアウシュヴィッツに囚われ、奇蹟的に生還した著者の「強制収容所における一心理学者の体験」(原題)である。
「この本は冷静な心理学者の眼でみられた、限界状況における人間の姿の記録である。そしてそこには、人間の精神の高さと人間の善意への限りない信仰があふれている。だがまたそれは、まだ生々しい現代史の断面であり、政治や戦争の病誌である。そしてこの病誌はまた別な形で繰り返されないと誰がいえよう。」
(「訳者あとがき」より)
初版刊行と同時にベストセラーになり、約40年を経たいまもなお、つねに多くの新しい読者をえている、ホロコーストの記録として必読の書である。「この手記は独自の性格を持っています。読むだけでも寒気のするような悲惨な事実を綴りながら、不思議な明るさを持ち、読後感はむしろさわやかなのです」(中村光夫氏評)。なお、写真資料は、電子書籍版では割愛いたしております。
カスタマーレビュー
紫のハス
、
戦争負の連鎖を断ち切る
戦争を実際に体験していない人にとってリアルに戦争の悲惨な局面を体験できる書籍です。人間の良心を信じて戦争の連鎖を食い止めるための一助となることから購読を身近な人に勧めてゆきたい。