日本文化私観 日本文化私観

発行者による作品情報

「堕落論」と並び称される坂口安吾によるエッセイ。「僕は日本の古代文化についてほとんど知識を持っていない。ブルーノ・タウトが絶賛する桂離宮も見たことがなく、玉泉も大雅堂も竹田も鉄斎も知らないのである」と始まるこのエッセイは、太平洋戦争の真っ只中でナショナリズムや当時掲げられていた日本文化の伝統を重んじる風潮が色濃く及んでいたなか発表された。「法隆寺も平等院も焼けてしまって一向に困らぬ。必要ならば、法隆寺を取り壊して停車場をつくるがいい」の有名な一節など、時代を経ても色褪せない安吾独自のスリリングな日本文化批評が展開される。

  • ジャンル
    ノンフィクション
    発売日
    2017年
    12月12日
    言語
    JA
    日本語
    ページ数
    37
    ページ
    発行者
    ゴマブックス株式会社
    販売元
    Goma-Books Co., Ltd.
    サイズ
    125
    KB
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