



母を尋ねて三千里
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3.7 • 21件の評価
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発行者による作品情報
19世紀イタリアの港町ジェノバ。アルゼンチンに出稼ぎに行った母の病気を知った9歳のマルコは、ひとり母の元へと旅立つ決意をする。多くの人から勇気をもらいながら、1万2000キロのマルコの旅が始まる。作者はイタリア・ルーリャ生まれの作家エドモンド・デ・アミーチス。陸軍士官学校を経て職業軍人となり第三独立戦争に参加、その後「軍国イタリア」誌編集長となる。『母を尋ねて三千里』は、統一イタリアの児童の教育用に書いた愛国小説『クオーレ』 の中の挿話短編「アペンニーノ山脈からアンデス山脈まで」が原典となっている。日本では、1927(昭和2)年に九段書房より出版された。