終わった人
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4.0 • 141件の評価
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- ¥750
発行者による作品情報
大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられそのまま定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか?シニア世代の今日的問題であり、現役世代にとっても将来避けられない普遍的テーマを描いた、大反響ベストセラー「定年」小説。
カスタマーレビュー
美由純直聖山ちゃん
、
私のことはてな
終わってしまった人
か
私のことだね。
一体何をやってきたのでしょうね。
へんなプライドだけが残って
過去の栄光にすがっているだけだよな。
カレン
終わりかけた人
、
自分と重ねて
自分と重ねて一気に読んでしまいました。
置かれた境遇がピッタリ重なり合い色々と考えながら…
ハットさせられながらも、いや自分は…と、未練がましく
呆れてしまいます。
妻には会社にあなたは見棄てられたのよ。
と、はっきり言われる生活。転職のお話が来ても
態度がはっきりしない私に対して告げられる始末です。
軟着陸向けて過ごそうかと…
セゾンネコ
、
いい塩梅の年頃、明日がある人
人生の終着地は横一線。トップでスタートした人も出遅れた人も、どれだけ計画をみっちり立てても思い通りにはいかないもの。終わった人じゃ無くて、明日がある人になって生きて行こう。内館牧子さんの作品はこれが初めて。544ページと長編ですが、中弛みもせず面白くて一気に読んでしまった。ラストがとても素敵。そろそろ第二の人生を始めてみようかなと思っていたので色んな面でとても参考になりました。内館さんの他の作品も読んでみたいです。