風のマジム
-
-
4.4 • 114件の評価
-
-
- ¥540
-
- ¥540
発行者による作品情報
ほんとうにあった夢物語契約社員から女社長に――実話を基に描いたサクセス・ストーリー。琉球アイコム沖縄支店総務部勤務、28歳。純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか!風の酒を造りたい!まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落として――。
APPLE BOOKSのレビュー
沖縄を舞台に、初の沖縄産アグリコール・ラム酒を造ろうと奮闘した一人の女性を描く『風のマジム』。実話をベースに原田マハが細やかな筆致でつづり、2025年に実写映画化。那覇の通信会社、琉球アイコムで働く派遣社員の伊波まじむは、おばあと母が切り盛りする豆腐店の娘。会社の仕事になじみつつも、ずっと違和感を抱えていたまじむは、ある日おばあに飲ませてもらい、アグリコール・ラム酒と運命的な出会いを果たす。その思いはまるで、流れ星のように彼女の心の真ん中めがけて落ちてきた。「沖縄のさとうきびで、沖縄の風に吹かれて育った酒を造ってみたい」と。さとうきびの名産地である離島の南大東島に飛び込んでいったまじむは、何かが彼女とその運命をつないでくれるかのようにさまざまな人と出会い、アグリコール・ラム酒の醸造へと進み始める。湿気を含んだ沖縄の風がふわっと通り過ぎていくような爽やかさと、沖縄の人々の温かさに包まれるような感覚が心地よく、気付くと南大東島の地に立っているような臨場感がある。そして沖縄のさとうきびで「まじむ(真心)込めて」造ったアグリコール・ラム酒を味わいたくなる。
カスタマーレビュー
買いますっ。
コルコル買います! 絶対に!
風の酒を味わいたいです!
原田マハさんの作品は何作も読ませて頂いています。
登場人物が良い人ばかりで、安心して読めます。
今回の作品は、途中で涙ウルウルさせながら読ませて頂きました。
前向きに生きようと感慨深く感動しました。
風感じた!
勢いのある展開に、現実ってそんなにうまくいかないなんて思いながらも、一緒に走り始めて、最後にはすっかりシンパシー。
いい風に吹かれました。
風の酒呑みたい、そしておばあ最高です。