それを愛とは呼ばず それを愛とは呼ばず

それを愛とは呼ば‪ず‬

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    • ¥710
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発行者による作品情報

妻を失った上に会社を追われ、故郷を離れた五十四歳の亮介。十年所属した芸能事務所をクビになった二十九歳の紗希。行き場を失った二人が東京の老舗キャバレーで出会ったのは運命だったのか――。再会した北海道で孤独に引き寄せられるように事件が起こる。そこにあったものは「愛」だったのか? 驚愕の結末が話題を呼んだ傑作サスペンス長編。

ジャンル
小説/文学
発売日
2017年
10月6日
言語
JA
日本語
ページ数
236
ページ
発行者
幻冬舎
販売元
Gentosha Inc.
サイズ
1.4
MB

カスタマーレビュー

まさ😋

2人が似てていい

互いの生真面目さが伝わった殺人なんて出てこなければいいのにいつまでも平行線、でも2人が結ばれるのも期待して読んでた。もっと倍のストーリーで描いてくれれば読んでて自然に引き込まれました。終わりがあっという間で残念。

なやら腹

今週の100円ブック

直木賞受賞作家の桜木乃が描く、あるゆ
がんだ「愛」の形が織りなすサスペンス『それを愛とは呼ばず」。最愛の妻が事故で意識不明になり、会社と故郷を追われてしまった54歳の完介。そしてタレントとして花を咲かせることができず、夢半ばで事務所をクビになった29歳の紗希。新潟、東京、北海道を舞台に、亮介と希、それぞれの視点が交互に描かれてゆく。タレント業では食べることができず銀座のキャバレーで働く紗希の店に、かつての同僚を訪ねて完介が客としてやってくる。その出会いこそ、紗希の激情の糸が亮介に絡みつく始まりだった...。ラブドールを恋人として愛でる男や、態度をコロコロ変えながら姑息に動き回る弁護士など、登場人物たちがよりいっそう不穏な影を落としながら、物語は予想できない展開へと転がり落ちる。自分よりも深い悲しみと喪失感を持つ亮介の横で、憐れみ寄り添うことで、自身を浄化し、存在意義を高めようとする紗希の愛の形はいびつで、まさに、それを愛とは呼ばず。懸命に生きてきたそれぞれが、心のよりどころを求めた果ての物語かもしれない。

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