リーダーシップ・シフト 全員活躍チームをつくるシェアド・リーダーシップ
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3.9 • 7件の評価
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- ¥2,200
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発行者による作品情報
▼宮坂 学氏(東京都副知事)推薦!
「シェアド・リーダーシップ」が未来を切り開く。
旧来のトップダウン型からの脱却がなぜ重要か、
そしてシェアド・リーダーシップへの移行方法を探ることができる一冊。
▼金井壽宏氏(立命館大学 食マネジメント学部 教授、神戸大学 名誉教授)推薦!
優れたリーダーの実践から導き出された方法をもとに、
リーダーシップをどのように「シェア」すればよいのかが可視化されている。
孤独になりがちなリーダーシップの旅を救ってくれる良書だ。
──「はじめに」より (一部再編集のうえ抜粋)
マネジャーの皆さんへ
中原 淳
この本は、現在マネジャーを担っている方、また、これからマネジャーを担っていくであろう方に向けて書かれたものです。マネジャーおよびマネジャー候補生の皆さんが、自分の職場やチームを「全員活躍チーム」の状態にしていくこと。すなわち、チームの全員がリーダーシップを発揮して活躍し、成果を上げるチームのあり方である「シェアド・リーダーシップ(shared leadership:共有されたリーダーシップ)」を、いかに実現していくかについて、様々な研究、データに基づきながらご説明をしていきます。
全員が活躍するチームづくりを社内に広めようと考えている企業の経営者や人事部門の方々、また、大学などでシェアド・リーダーシップを学ぼうとされている学生の皆さんにも活用いただける内容となっています。
【内容紹介】
昨今、イノベーティブ企業などをはじめとした、成果を上げている様々なチームで「シェアド・リーダーシップ」というチームのあり方が実践され、注目を集めています。「シェアド・リーダーシップ」とは、職場の「一人ひとりがリーダーシップを発揮し、その影響力が、複数のチームメンバーによって担われている創発的なチームの状態」を指します。一言でいうと「全員活躍チーム」です。
本書の内容は、日本の大手イノベーティブ企業14社にご協力をいただき、シェアド・リーダーシップな全員活躍チームを実現させているマネジャーを対象とした調査に基づいて構成されています。調査から見えてきたことは、マネジャーたちは何となく自然に全員活躍チームを実現したのではなく、シェアド・リーダーシップの実現をしっかりとイメージして、「意図」を持って、それをつくり上げていたことでした。マネジャーが、意図的に仕掛けるプロセスでは、自身の行動を変えていることが見えてきました。つまり、マネジャーの行動面での「リーダーシップ・シフト(リーダーシップの変化:leadership shift)」によって、チームの「リーダーシップ・シフト」を生じさせていることが、発見できたのです。
本書では、マネジャーの行動のシフトによって、シェアド・リーダーシップな全員活躍チームへとシフトさせていくプロセスを5つのSTEPで解説します。
■目次
序章 マネジャーを取り巻く変化
第1章 シェアド・リーダーシップとは
第2章 STEP1 イメトレしてはじめる
第3章 STEP2 安心安全をつくる
第4章 STEP3 ともに方針を描く
第5章 STEP4 全員を主役化する
第6章 STEP5 境界を揺さぶる
第7章 シェアド・リーダーシップを組織の力に
APPLE BOOKSのレビュー
企業のマネジャー層を対象とする調査から浮かび上がってきた新たなリーダーとチームのあり方を提示する『リーダーシップ・シフト 全員活躍チームをつくるシェアド・リーダーシップ』。著者らが企業の課長層548名に行った調査から判明したのは、5年前と比較して「自分のリーダーシップに不安を覚えることが増えた」という回答が半数近くに上り、マネジャーの多くが「自分1人のリーダーシップだけで牽引していくのは限界があると感じることが増えた」と認識していること。その原因は、仕事や職場における複雑化/少数化/多様化/分散化/多忙化という五つの変化にあるという。つまり、1人の人間がリーダーシップを発揮する難易度が上がっているのだ。その現状を踏まえ、本書が提案するのが「シェアド・リーダーシップ」。これは1人のマネジャーだけではなく、チーム全員がそれぞれの強みを生かしてリーダーシップを発揮する、という創発的なチームの形だ。本書では、この概念を実践するための方法を、さまざまな研究やデータに基づいて詳しく指南。誰もが避けられない働き方の変化に対応するために、マネジャー層はもちろん、チームで働くすべてのビジネスパーソンにとって必読の一冊だ。