不器用で【電子版特典付き】 不器用で【電子版特典付き】

不器用で【電子版特典付き‪】‬

    • 4.5 • 12件の評価
    • ¥1,800
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発行者による作品情報

年間100冊を読破、無類の読書好きで知られるニシダがついに小説を執筆。

繊細な観察眼と表現力が光る珠玉の5篇。



【収録作品】

「遺影」

じゃあユウシはアミの遺影を作る担当な――。中1の夏休み、ユウシはいじめられている女子の遺影を作らなくてはいけなくなった。

貧しい親のもとに生まれたアミと僕とは同じタイプの人間なのに……。そう思いながらも、ユウシは遺影を手作りし始める。



「アクアリウム」

僕の所属する生物部の活動は、市販のシラス干しの中からシラス以外の干涸びた生物を探すだけ。

退屈で無駄な作業だが、他にやりたいこともない。同級生の波多野を見下すことで、僕はかろうじてプライドを保っている。

だがその夏、海釣りに行った僕と波多野は衝撃的な経験をする。



「焼け石」

バイト先のスーパー銭湯で、男性用のサウナの清掃をすることになった。

大学の課題や就活で忙しいわたしを社員が気遣って、休憩の多いサウナ室担当にしてくれたらしいのだが、新入りバイトの滝くんは、女性にやらせるのはおかしいと直訴したらしい。

ありがた迷惑だと思っていたわたしだったが――。



「テトロドトキシン」

生きる意義も目的も見出せないまま27歳になり、マッチングアプリで経験人数を増やすだけの日々を送る僕は、虫歯を治さないという「消極的自死」を選んでいる。

ふと気が向いて参加した高校の同窓会に、趣味で辞書をつくっているという咲子がやってきた。



「濡れ鼠」

12歳年下の恋人・実里に、余裕を持って接していたはずの史学科准教授のわたし。

同じ大学の事務員だった彼女がバーで働き始めてから、なにかがおかしくなってしまった。

ある朝、実里が帰宅していないことに気が付いたわたしは動転してしまう。



【電子版特典】

あとがき

ジャンル
小説/文学
発売日
2023年
7月24日
言語
JA
日本語
ページ数
172
ページ
発行者
KADOKAWA
販売元
DWANGO Co., Ltd.
サイズ
4.3
MB

カスタマーレビュー

広告の声がかわいい

ニシダだった

アクアリウムが大好きだった、結末最高

雨のなまえ 雨のなまえ
2016年
まぶた まぶた
2004年
じっと手を見る じっと手を見る
2020年
凍りついた香り 凍りついた香り
2013年
薬指の標本 薬指の標本
1998年
幸福な遊戯 幸福な遊戯
2003年
ただ君に幸あらんことを【電子版特典付き】 ただ君に幸あらんことを【電子版特典付き】
2025年
書きしごと。 書きしごと。
2023年
月と散文 月と散文
2023年
漫才過剰考察 漫才過剰考察
2024年
答え合わせ(マガジンハウス新書) 答え合わせ(マガジンハウス新書)
2024年
ラッシュライフ ラッシュライフ
2005年
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2014年
僕の人生には事件が起きない 僕の人生には事件が起きない
2019年