噛みあわない会話と、ある過去について
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3.8 • 68件の評価
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発行者による作品情報
あなたの「過去」は、大丈夫?
美しい「思い出」として記憶された日々――。
その裏側に触れたとき、見ていた世界は豹変する。
無自覚な心の内をあぶりだす「鳥肌」必至の傑作短編集!
大学の部活で仲のよかった男友達のナベちゃんが結婚するという。だが、紹介された婚約者はどこかズレていて――。
「ナベちゃんのヨメ」
国民的アイドルになったかつての教え子がやってくる。小学校教諭の美穂は、ある特別な思い出を胸に再会を喜ぶが……。「パッとしない子」
人の心裏を鋭くあばく傑作短編集!
ジャンル
小説／文学
発売日
2021年
10月15日
言語
JA
日本語
ページ数
256
ページ
発行者
講談社
販売元
Kodansha Ltd.
サイズ
1.4
MB
カスタマーレビュー
どさんこ41
、
2、4つ目の作品
密室での会話が怖い
あなよはきたはりや、
、
当時の受け取り方が残る
4編の短編集になっており、それぞれ現実で起こりうる言葉の行き違いや、言った側と受け取り側の解釈の違いが数年後、どうなるのかが書かれている。
実際に起こりうるからこそ、言った側と受け取り側の気持ちが分かって、当時そこまで向き合って考えなかった見えていない部分が、本を読んで納得したところもあった。
記憶はどんどん付け足されていくし、思い出した時に残っている事実はお互いの都合のいい記憶がくっついていて、本当の事実は取り出せなくなっている。
解説まで是非読んでほしいです！