牛若と弁慶
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3.8 • 4件の評価
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発行者による作品情報
この作品は書いている、楠山正雄(くすやま まさお、1884年11月4日 - 1950年11月26日)は、日本の演劇評論家、編集者、児童文学者。主に大正時代から昭和時代戦後初期にかけて活動。この作品は底本の「日本の英雄伝説」では「「文学収集」としてまとめられている。初出は1983(昭和58)年6月10日。「牛若と弁慶」には弁慶いは少すこしおどろいて、また切ってかかり。牛若はひょいと橋の欄干にとび上がって、腰にさした扇をとって、弁慶の眉間をめがけて打った。ふいを打たれて弁慶は面くらったはずみに、なぎなたを欄干に突き立てた。牛若わかはその間にすばやく弁慶の後ろに下りてしまった。