ヘンゼルとグレーテル
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3.4 • 83件の評価
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発行者による作品情報
森に捨てられた兄妹が、お腹をすかしながらさまった末に、お菓子の家を見つける。しかし、それは魔女の罠だった……。「辛いことがあっても諦めない心が困難を乗り越えさせてくれる」という教訓が込められた『グリム童話』の代表作のひとつであり、日本ではもっともポピュラーなメルヘンと言っても過言ではない。この作品の背景には中世ヨーロッパの大飢饉の負の記憶があり、日本の昔話にもある「子減らし」という暗い歴史が反映されている。ワーグナー以後のドイツのメルヘン・オペラの代表作のひとつともなっている。