神皇正統記 第2巻
発行者による作品情報
北畠親房著。神代から後村上天皇に到る歴史書。掲出本はやや虫損があり、全紙に裏打ちを施す。第1冊首には「此記者去延元四年」で始まる序と上、下巻の目次を記す。第4冊は原文が終わったあとに、「古拾遺記云」等として、神代の記事を引用、続いて「第九十六代光厳院」から「第百四代後花園院」まで、北朝を正統とする記事を増補している。この部分は、室町時代の官人小槻晴富(1422-1504)の著『続神皇正統記』である。同書の成立は文明3年(1471)2月以降14年5月までの間。巻末に光厳院以降を補った旨の『続神皇正統記』の本奥書と慶長壬子(17年 1612)の「中大夫清原朝臣」の奥書がある。中大夫清原朝臣は年代から清原国賢(1544-1614)かと推測される。国賢は枝賢の子、代々儒学を司った清原家の当主で、神道にも詳しかった。筆跡は、『神皇正統記』及び神代の増補記事までが同筆で、『続神皇正統記』の部分は奥書を含め異筆である。書写時期は江戸時代初期と推定され、国賢奥書本の転写かと考えられる。(国立国会図書館デジタルコレクション解題より)
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タイトルヨミ:ジンノウショウトウキ 2
著者ヨミ:キタバタケチカフサ
シリーズ名ヨミ:ジンノウショウトウキ コクリツコッカイトショカンゾウショ
種類:史論