突きの鬼一 雪崩 突きの鬼一 雪崩
突きの鬼一

突きの鬼一 雪‪崩‬

    • 4.0 • 5件の評価
    • ¥720

発行者による作品情報

恐るべし熔化の術!秘剣・滝止敗れたり!?

次男・重二郎を溺愛するあまり、なりふり構わぬ振舞いに出る実母・桜香院に腹心の江戸家老・黒岩監物が目を剥いた。北山藩の財政は、伊豆国諏久宇の飛び地に産する良質の天草から作る寒天収入に支えられていた。桜香院が跡目相続の御沙汰を得んと、こともあろうに、幕府に飛び地返上を申し出たというのだ。城下の寒天問屋から多額の賄賂を手にしていた監物が拱手傍観するわけがない。母の命が危うい。これまでのいきさつ、母子の恩讐を越えて一郎太が立ち上がった。――真冬の甲州街道小仏峠は雪に覆われていた。「重二郎の一粒種、重太郎病に倒れる」の報に接した桜香院は、取るものも取りあえず国元に急いでいた。それとなく桜香院の駕籠を視野に入れて、後を追う一郎太と神酒藍蔵、ひとり駕籠に先行して警戒を怠らぬ国家老の配下・興梠弥佑。雪の降り積もった峠道に立ち塞がった山賊を目にした監物に、もとより驚きはなかった。思惑通り、なすすべなく倒される供侍。そこに満を持して駆けつけた一郎太ら三人の斬撃はすさまじく、勝敗の帰趨は一瞬で決した。だがそれは北山藩の土台を揺るがす大騒動の序章にすぎなかった。大好評「鬼一シリーズ」第5弾。

ジャンル
小説/文学
発売日
2019年
12月11日
言語
JA
日本語
ページ数
320
ページ
発行者
小学館
販売元
Shogakukan, Inc.
サイズ
1.2
MB
若殿八方破れ 木曽の神隠し 若殿八方破れ 木曽の神隠し
2012年
若殿八方破れ 姫路の恨み木綿 若殿八方破れ 姫路の恨み木綿
2012年
八州廻り浪人奉行:4 昇龍の剣 八州廻り浪人奉行:4 昇龍の剣
2011年
若殿八方破れ 江戸の角隠し 若殿八方破れ 江戸の角隠し
2015年
風塵の剣(一) 風塵の剣(一)
2013年
八州廻り浪人奉行 : 1 天命の剣 八州廻り浪人奉行 : 1 天命の剣
2010年
にわか雨 にわか雨
2012年
口入屋用心棒 : 38 武者鼠の爪 口入屋用心棒 : 38 武者鼠の爪
2017年
若殿八方破れ 若殿八方破れ
2012年
口入屋用心棒 : 37 御上覧の誉 口入屋用心棒 : 37 御上覧の誉
2017年
口入屋用心棒 : 50 殺し屋の的 口入屋用心棒 : 50 殺し屋の的
2024年
口入屋用心棒 : 51 五重塔の骸 口入屋用心棒 : 51 五重塔の骸
2024年
松平蒼二郎始末帳四 十手狩り 松平蒼二郎始末帳四 十手狩り
2018年
松平蒼二郎始末帳五 宿命狩り 松平蒼二郎始末帳五 宿命狩り
2018年
松平蒼二郎始末帳三 夜叉狩り 松平蒼二郎始末帳三 夜叉狩り
2018年
忍び恋 新・秋山久蔵御用控(六) 忍び恋 新・秋山久蔵御用控(六)
2019年
婿殿開眼八 奔走虚し 婿殿開眼八 奔走虚し
2020年
新参者 新・秋山久蔵御用控(五) 新参者 新・秋山久蔵御用控(五)
2019年
突きの鬼一 春雷 突きの鬼一 春雷
2020年
突きの鬼一 饗宴 突きの鬼一 饗宴
2021年
突きの鬼一 鉄扇 突きの鬼一 鉄扇
2022年
突きの鬼一 跳躍 突きの鬼一 跳躍
2023年
突きの鬼一 突きの鬼一
2018年
突きの鬼一 夕立 突きの鬼一 夕立
2018年