錢形平次捕物控 呪ひの銀簪
発行者による作品情報
「銭形平次捕物控 004 呪ひの銀簪」は日本の小説家・作家・音楽評論家である野村胡堂によって意表の展開が面白い捕物帳シリーズの一編。屋形船の中で柳橋の芸妓が銀簪(かんざし)を右目に突き立てられて殺された。銭形平次と張り合って手柄争いをしている石原の利助は、芸妓の馴染みである材木問屋・布袋屋萬三郎や船頭の直助を疑うが、芸妓殺しと全く同じ手口による殺人事件が連続して発生したことで、下手人は別にいることが明らかになる…。なぜ曲者は評判の美人ばかりを残忍な方法で殺害するのか? 平次の様子を探る謎の女が犯人なのか?.