コックサッカーブルース
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- ¥580
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発行者による作品情報
この作品はバブルの絶頂期に書かれ、崩壊時に刊行された。いろいろな意味で「抑制」が機能しない時代で、当時わたしはおもに「快楽と退廃の果て」を描いていたが、いずれ「もうこの先はない」という小説を書くという予感があった。THIS IS IT、それが本作である。もう今後はSMとドラッグを描くことに飽きてしまう、そう思いながら書いた。欲望と快楽と退廃のあとは、徒労感だけが際立つ。表紙アニメーションは、エロティックで、かつユーモアが漂うものになっていて、あの時代を象徴できたと思う(村上龍)