フォトエッセイ 光が彩る海の風景 天草
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- $1.99
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Publisher Description
本書は、前作「フォトエッセイいぬと歩けば」に続く2冊目のフォトエッセイになります。写真集は通常は写真を中心に構成しますが、写真に文章を組み合わせることで、新たな表現ができないかと、ずっと考えてきました。写真を説明するような文章ではなく、また写真を見る妨げになることもなく、よい塩梅に相乗効果が得られないかと。その第一作が前述のフォトエッセイでした。ただし前作では、いぬ目線でいぬの気持ちを想像しながら書いたので、エッセイとは言ってもやや他力本願的なところがありました。本書でようやく、本来のエッセイ風、つまり随想に近づけるべく自分の目で見て考えたものだけで書くことができました。
今回の題材は、2019年の夏に天草諸島を旅した時に撮影した風景写真です。自作の大まかな地図も添えましたので、撮影場所もわかるようにはなっていますが、まずは写真と文章のコラボレーションをお楽しみいただければと思います。天草のガイドブックとは異なり、天草の自然に目を向けてその魅力をそのまま伝えようと、観光案内的な部分は、なるべく入れずにまとめてみました。天草地方の自然と人々の暮らしが織りなす素朴な魅力が、少しでもお伝えできれば著者冥利に尽きます。
天草は島ですから当然どこに行っても海の香りがしています。その海をいろいろな角度から風景の一部に取り込むことで、大きく5つのカテゴリーで構成しました。まず、「海が見える丘」では、天草松島と呼ばれる大小様々な島々が織りなす海の姿をお楽しみいただけます。「海を彩る風」では、写真の中から風を感じていただけることでしょう。日が沈む前のひと時は「夕暮れの海」で味わっていただけます。「海からの道」の舞台は、言わずと知れた天草の観光ポイントですが、本書ではやや異なるアプローチで近づいていただきます。「海と暮らし」では、今も残る漁村の風景を、真夏の炎天下の木陰で休むねこと共におくつろぎください。
<目次>
はじめに
天草ってどこ?
海が見える丘
海を彩る風
夕暮れの海
海からの道
海と暮らし
おわりに
<著者紹介>
Mushiqubo(ペンネーム)、横浜市在住。
<著者のウェブサイト>
2000年からネイチャーフォトを中心に日々の散策で撮影した写真を自身のウェブサイトに掲載してきました。2011年からは現在のウェブサイト「Mushiqubo’s Photo Gallery」で、ブログ風に短い文章を添えて日々写した写真を発表しています。
Mushiqubo’s Photo Gallery (Mushiqubo Page): https://mushiqubo.jimdofree.com/
2020年4月には、『「花ときどき虫」または「虫ときどき花」』をテーマに、花や昆虫の写真を紹介するInstagramを始めました。スマホでは撮れないような写真を、なるべく目指すようにしています。
Instagram: https://www.instagram.com/mushiqubo/