フォトエッセイ 風と歩く愛媛の町並み 松山・砥部・内子・大洲
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Publisher Description
本書は、前作「フォトエッセイ光が彩る海の風景-天草-」に続く3冊目のフォトエッセイです。
今回は、四国愛媛県の、松山、道後、砥部、内子、大洲を訪れた時の写真で構成しました。私が住んでいる町からはやや遠いところではありますが、松山や道後は、これまで多くの作品に親しんできた夏目漱石や、漱石の友人でお互いに支え合った正岡子規ゆかりの地でもあり、その周辺の町も含めて機会があれば時間を作って訪れるようにしてきました。俳句を読む能力はありませんが、訪れた時のことを思い出しながら、あるいは撮った写真を見ながら考えたことを普通の文章で綴ってみました。前作の天草が自然を舞台にした写真とエッセイだったのに対して、今回のフォトエッセイでは、自然の中での人々の営みや今に残る歴史の数々が中心になっています。
今回は、2018年までのほぼ十数年間に撮りためてきた写真を使っています。一部の写真を除いて撮影年は記載しませんでしたが、季節は夏から秋にかけての時期になります。そのため、使用したカメラも新旧5台になり、画質もそれぞれ異なっていたため、全体の調子を揃えるのにかなり苦労しました。新しい機種で、しかもRawファイルで残しているのは自由度があるのですが、一番古い330万画素機でも、鑑賞に耐えるレベルに仕上げられたと自負しております。
今回の撮影場所も、名立たる観光地ですが、訪れる方のための詳しい情報は旅行のガイドブックや各種ウェブサイトでご覧いただき、本書では、今につながる昔の面影を写真と文章でご覧いただきながら、それぞれの町の魅力を感じていただければと思います。
本書は、大きく5つの地域で構成しました。まず、「松山」では、松山市内とそこから少し足を伸ばして三津や梅津寺公園を訪れています。ユニークな復元を果たした坊っちゃん列車もご覧いただけます。道後温泉で有名な「道後」では、その歴史を感じる風格のある佇まいや、裏手の町並みをご覧いただけます。「砥部」は言わずと知れた砥部焼の産地です。丈夫で美しい陶芸品ですが、陶芸を中心にした町歩きをご堪能いただけます。「内子」は、産業としての蝋の生産で栄えた町です。夏祭りの準備など、素朴な地方の古い町並みをご覧ください。最後の「大洲」も、土塀や古い建物が残る長い歴史が今に残る貴重な町です。
家にいながらにして手に入る電子書籍で、また写真とエッセイを通して少しでも四国の愛媛の風に触れていただければ、著者としても何よりの喜びです。
<目次>
松山 夏
松山 秋
道後
砥部
内子 夏
内子 秋
大洲
あとがき
<著者紹介>
Mushiqubo(ペンネーム)、横浜市在住。
<著者のウェブサイト>
2000年からネイチャーフォトを中心に日々の散策で撮影した写真を自身のウェブサイトに掲載してきました。2011年からは現在のウェブサイト「Mushiqubo’s Photo Gallery」で、ブログ風に短い文章を添えて日々写した写真を発表しています。
Mushiqubo’s Photo Gallery (Mushiqubo Page): https://mushiqubo.jimdofree.com/
2020年4月には、『「花ときどき虫」または「虫ときどき花」』をテーマに、花や昆虫の写真を紹介するInstagramを始めました。スマホでは撮れないような写真を、なるべく目指すようにしています。
Instagram: https://www.instagram.com/mushiqubo/