なめとこ山の熊
発行者による作品情報
大正~昭和期の童話作家、詩人である宮沢賢治の童話。生前未発表。なめとこ山の猟師の小十郎に、熊は、今は死ねないが、二年経ったら小十郎の家の前で死ぬと約束する。その通りになった。小十郎は、山では元気でも町に行けば荒物屋の旦那の言いなりだ。そんな小十郎は、ある日出会った熊に殺されてしまう。死に際まで熊に許しを請う小十郎を囲んで熊たちは祈りを続ける。“僕”という語り手が冷静に、時には感情を高ぶらせて生きる事を語る。
大正~昭和期の童話作家、詩人である宮沢賢治の童話。生前未発表。なめとこ山の猟師の小十郎に、熊は、今は死ねないが、二年経ったら小十郎の家の前で死ぬと約束する。その通りになった。小十郎は、山では元気でも町に行けば荒物屋の旦那の言いなりだ。そんな小十郎は、ある日出会った熊に殺されてしまう。死に際まで熊に許しを請う小十郎を囲んで熊たちは祈りを続ける。“僕”という語り手が冷静に、時には感情を高ぶらせて生きる事を語る。