慈雨の音―流転の海 第六部―(新潮文庫)
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3.6 • 8件の評価
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発行者による作品情報
昭和34年、中学生になったものの、あいかわらず病弱な伸仁の身を案じていた松坂熊吾だが、駐車場の管理人を続けながら、勝負の機会を窺っていた。ヨネの散骨、香根の死、雛鳩の伝染病、北への帰還事業、そして海老原の死。幾つもの別離が一家に押し寄せる。翌夏、伸仁は変声期に入り、熊吾は中古車販売店の開業をついに果たすが──。「生」への厳粛な祈りに満ちた感動の第六部。
カスタマーレビュー
競馬歴50ねん
、
松坂熊吾の気質は
感心する熊吾の気質。
よくもまあ、次から次へと難問がふりかかり、解決の仕方が独特でまさに熊吾の気質ゆえのものと。
家族三人のこれからに気を揉む。
あと三冊。