菜の花の沖(三)
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4.2 • 6件の評価
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発行者による作品情報
蝦夷地の主・松前藩は、アイヌの人びとを酷使して豊富な海産物を独占していたが、この内実を他に知られるのを恐れ、北辺にせまる大国ロシアの足音を聞きながら、それをも隠し続けた。漸くにして嘉兵衛が巨船を作り上げ、憧れのかの地を踏んだころから、情勢は意外な展開をみせ始めた。幕府が東蝦夷地の経営に乗り出したのだ。
カスタマーレビュー
競馬歴50ねん
、
辰悦丸は
高田屋嘉兵衛は既に五隻の船を持ち、さらに二隻、合わせて七隻を所有している。
中でも辰悦丸は北前のために新造した最大の千五百石船である。
この船で初めて蝦夷地を訪れてその広大さに驚かされた。
四部以降で何を見せてくれるか楽しみはつかない。