燃えよ剣
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4.4 • 46件の評価
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- ¥1,400
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発行者による作品情報
司馬遼太郎による国民的ベストセラー、映像化に合わせて待望の新装版刊行。
俺は今日から武士になる――。
佐幕派と倒幕派が対立する幕末の激動期。
武州多摩のバラガキだった土方歳三は、近藤勇、沖田総司らとともに、
幕府徴募の浪士組にまじって、京へ向かう。
京都守護職御預の名のもと、「新選組」を結成。
副長・土方は厳しい局中法度を定め、類のない苛烈な軍事集団を創り上げ、
池田屋事件などで、世にその名を轟かせていく――。
しかし、薩長同盟成立で、時流は一気に倒幕へ。
土方は最後まで激しく抵抗、夢と信念を貫き、江戸、会津、箱館へ向かう。
稀代の男の生涯を巧みな物語展開で描いた、傑作長編。
〈名著が一冊で読める、大変お得な決定版!〉
司馬さんによる「あとがき」、原田眞人監督による特別寄稿「そびえ立つ歴史的遺産『燃えよ剣』を映画化して」を収録。
※本書は、一九九八年九月に刊行されたノベルス判の新装版です。
APPLE BOOKSのレビュー
新選組を題材にした作品は数多いが、これを読まずして新選組を語ることなかれと言っても過言ではない、日本が誇る幕末小説の大名著。現代における新選組のイメージは、本作によって固まったとも言えるだろう。武蔵の片田舎で武士になることを目指し、修行に名を借りた喧嘩と女に明け暮れる若き日の土方歳三を中心に、新選組の結成から終焉までを、著者ならではの卓越した描写でつづる。フィクションと史実とのバランスが絶妙で、歳三をつけ狙うライバルとの死闘や、切ない恋模様も鮮烈。さらに近藤勇や沖田総司といった仲間たち、桂小五郎や芹沢鴨などの敵勢力との対決も迫力満点。そして、最後まで武士であり続けようとする歳三の生き様が、不器用ながらも男らしさにあふれている。これまで何度もドラマや映画、舞台化されてきたが、幕末ファン、新選組ファン必見なのはもちろん、これまで歴史に興味がなかった人にもおすすめできる一冊。それぞれのキャラクターが生き生きと描かれ、熱く激しい青春群像劇として楽しめること間違いなし。