ダンス・ダンス・ダンス
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4.5 • 103件の評価
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- ¥1,500
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発行者による作品情報
『羊をめぐる冒険』から4年、激しく雪の降りしきる札幌の町から「僕」の新しい冒険が始まる。羊男、美少女、そしていくつかの殺人――。渋谷の雑踏からホノルルのダウンタウンまで、「僕」は奇妙で複雑なダンス・ステップを踏みながら、暗く危険な運命の迷路をすり抜けていく。70年代の魂の遍歴を辿った著者が80年代を舞台に、新たな価値を求めて闇と光の交錯を鮮やかに描きあげた話題作。
カスタマーレビュー
競馬歴50ねん
、
村上春樹史上最高の小説だ
「国境の南、太陽の下」
「羊をめぐる冒険」
「ダンス、ダンス、ダンス」
この順番が良い、この順番でいつも読む。何度目だろう。
また何年かしたら、また読み始めるだろう。楽しみでならない。
あさのふる
、
とても面白い
スプートニクの恋人、アフターダーク、国境の南太陽の西を読みましたが、この作品が一番印象に残りました。
ヌード最高
、
タフな世界
これは村上春樹、渾身の力作である。30年ぶりに読んだのだが、こんなに面白いとは思わなかった。1回読み出すと、なかなか止まらなかった。孤独な主人公が冒険をするという、村上作品によくあるパターンだが、ハッピーエンドで良かった。
ホテルにいる羊男やユキの霊感のような感性は、ファンタジーの要素だが、概ね現実的でシリアスなストーリーだ。「羊をめぐる冒険」と繋がってるみたいだ。
バブル期に書かれた作品で、楽観的なムードも感じさせる。自分の好きなポップミュージックの名前が出てきて親近感を覚えた。
哲学的で分かりにくい箇所もあるが、ぜひ若い世代の人々に読んでみて欲しい。