



成瀬は信じた道をいく
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4.4 • 211件の評価
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- ¥1,800
発行者による作品情報
成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応えますますパワーアップの全5篇!
APPLE BOOKSのレビュー
滋賀県大津市を舞台に、人に振り回されずマイペースに生きる主人公、成瀬あかりの日々を描く人気シリーズ第2作『成瀬は信じた道をいく』。前作『成瀬は天下を取りにいく』では中学2年から高校3年の夏までを描いてきたが、本作では高校3年の秋から大学1年までの出来事を追う。成瀬と島崎のお笑いコンビ“ゼゼカラ”に憧れる小学4年生の物語「ときめきっ子タイム」、娘の京都大学受験に父が複雑な思いを抱く「成瀬慶彦の憂鬱」、成瀬と主婦による万引き犯捜索譚「やめたいクレーマー」など、各章は成瀬と関わり合いを持つ人々の視点で語られる。他人の目を気にすることが多い生きづらい世の中で、周りを気にせず、自分の信念を持って物事や人々を真っすぐに捉え、飄々(ひょうひょう)と行動する成瀬の姿がすがすがしい。最初は変わった人と思われる成瀬だが、彼女の生き方に触れた人々はその個性と魅力に引き込まれ、次第に新たな自分を発見していく。しかし当の本人は誰かを変えようなど、まったくもってその気がないのもまた乙なのだ。
カスタマーレビュー
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ゆうと父
、
常に前を向いている成瀬さんに感謝
読むたびに元気や勇気や明日への活力頂きました。
続編期待してます。
just fit
、
楽しくなる
こんなに自由に考えて行動でりることは、素晴らしい。楽しくなってきます。
競馬歴50ねん
、
成瀬は成瀬
軽いノリで第二作も読んだ。
こんな読書体験は
初めてかもしれない。
次回作はあるのかな。
成瀬とまた読書したい。