猫の事務所 猫の事務所

猫の事務‪所‬

    • 3.9 • 660件の評価

発行者による作品情報

1926(大正15)年に文芸雑誌『月曜』発表された、宮沢賢治の数少ない生前発表童話のひとつ。猫の歴史と地理を調べる猫の第六事務所。そこには大きな黒猫の事務長、一番書記の白猫、二番書記の虎猫、三番書記の三毛猫、そして嫌われ者の四番書記の竈(かま)猫がいた。ある時、やさしかった黒猫までもがいじめに加わるようになり、竈猫は仕事を取り上げられてしまう。そんなとき獅子が現れ事務所の解散を命じる。猫たちののん気な仕事ぶりが、役立たずの官衙(役所)を見事に風刺している快作。物語の最後、「ぼくは半分獅子に同感です」と結ばれるその真意とは……。『猫の事務所』の舞台となった「第六事務所」は、花巻市の旧稗貫郡役所がモデルと言われる。

ジャンル
小説/文学
発売日
1990年
1月29日
言語
JA
日本語
ページ数
11
ページ
発行者
Public Domain
販売元
Public Domain
サイズ
373.9
KB

カスタマーレビュー

ニックネームって必要か❓

すごくわかりやすい

嫉妬から嫌がらせをする構図がわかりやすい。道徳の時間に読むといいと感じた。終わり方がスッパリして気持ちいい。

くぼかつ@

かまねこの涙

かま猫の健気さや他の猫たちの意地悪さは、ちっとも昔っぽくなく、現代の私たちの暮らしや心にも響いてくる。読むことができて、とても良かったです。

桜向日葵蘭

良かったです

 仲間外れにすると 自分にかえってくる 

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