AX アックス
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- ¥880
発行者による作品情報
【伊坂幸太郎史上最強のエンタメ小説<殺し屋シリーズ>、『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる待望作!】
<<鳴りやまぬ驚愕と感涙の声!>>
★2020年の年間文庫ランキング4冠達成!
★2018年 本屋大賞 ノミネート作!
★第6回静岡書店大賞(小説部門) 大賞受賞作!
★フタバベストセレクション2017(フタバ図書) 第1位!
最強の殺し屋は――恐妻家。
物騒な奴がまた現れた!
物語の新たな可能性を切り開く、エンタテインメント小説の最高峰!
「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。
一人息子の克巳もあきれるほどだ。
兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。
引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。
こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。
カスタマーレビュー
taakswg
、
完結編
殺し屋としての顔と
妻に頭の上がらない、
息子をもつ1人の父親としての顔が
まるで他人のことのように
1人の男の中には同居している。
サイコパスと言えばそうゆう風に取れないこともないが、物語が進むにつれ
お互いがお互いの顔を向き合い、
決して他人ごとでは無いんだと
ゆっくりと自分の中でその事実を消化していくような、そんな兜の穏やかな心の変化とは相反して、殺しの仕事を斡旋する医師と同業者たちとの凌ぎを削る戦闘と心理戦。
グラスホッパー、マリアビートルと
前作からのキャラクターも再登場するのも
シリーズものの醍醐味というか、
面白かったです。
アルカロイドってかっこいいよね
、
切ない
やはり殺し屋シリーズとだけあって人はバンバン死ぬ。だが、あまり痛さを感じさせないのは伊坂幸太郎さんの技量。最後は切なくて暖かくなる。家族の話。
ゆば8
、
なんだか
殺し屋の話なのに切なさと温かさが残る不思議な感覚になる