



海辺のカフカ(下)(新潮文庫)
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4.8 • 17件の評価
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- ¥950
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発行者による作品情報
四国の図書館に着いたカフカ少年が出会ったのは、30年前のヒットソング、夏の海辺の少年の絵、15歳の美しい少女――。一方、猫と交流ができる老人ナカタさんも、ホシノ青年に助けられながら旅を続ける。〈入り口の石〉を見つけだし、世界と世界が結びあわされるはずの場所を探すために。謎のキーワードが二人を導く闇の世界に出口はあるのか? 海外でも高い評価を受ける傑作長篇小説。
カスタマーレビュー
ヌード最高
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不思議な小説
この小説を読むのは2回目だけど、夢中になって、面白く読むことが出来た。とにかく主人公の少年が、冒険を終えて無事自宅に戻ることができて良かったと思う。いわゆるハッピーエンドだ。
これを読んで『カラマーゾフの兄弟』を思い出した。父親殺しの長編小説だ。
村上作品らしく、現実には起こらない不思議な場面がよく出てくる。ファンタジーと言ってもいいかもしれない。小説はフィクションであり、多様な現象を表現したものでいいと思う。
面白くて夢中になれる名作だと、もう一度言って置こう。
ntutri
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いま、改めて必要な本
久々に読み返してみて、大事な何かを思い出させてくれる本だと改めて思いました。少し長いですが、不思議と、ふとその世界観に浸りたくなる本です。
moshikamoshika
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春樹はずるい
つい次が読みたくなる。でもどこまで読んでも何もわからない。性的な気分を煽られて悶えながら、いつの間にかすかされてしまう。そのくせ、そこに何かしらの真実を垣間見た気がするのだ。