羊をめぐる冒険 羊をめぐる冒険

羊をめぐる冒‪険‬

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発行者による作品情報

「羊のことよ」と彼女は言った。「たくさんの羊と一頭の羊」「羊?」「そして冒険が始まるの」 故郷の街から姿を消した〈鼠〉から〈僕〉宛に、ある日突然手紙が届く。同封されていた一枚の写真が、冒険の始まりだった。『1973年のピンボール』から5年後、20代の最後に〈僕〉と〈鼠〉がたどり着いた場所は――。野間文芸新人賞受賞の「初期三部作」第三作。

ジャンル
小説/文学
発売日
2016年
5月25日
言語
JA
日本語
ページ数
361
ページ
発行者
講談社
販売元
Kodansha Ltd.
サイズ
1.5
MB

カスタマーレビュー

競馬歴50ねん

村上春樹は

何度目だろう羊をめぐる冒険を読むのは。
毎回印象が異なる。
女の子が消えて、またこの娘も、最初から居なかったのかと思える。
国境の南、太陽の下の島本さんのように。12歳までしか生きてなかった。
いつものことだけど、このあとダンス、ダンス、ダンスをよむ。
村上春樹には死のイメージがついてまわるのはなぜだろうか

ヌード最高

ファンタジーの萌芽

村上春樹の作品を読んで、感心させられる一つが、比喩の巧みさだ。こんな比喩表現がどこから出てくるんだろうといつも感服させられて、興味深い。
次に挙げるのは、表現力豊かな情景描写だ。麓から山を登って草原の脇の別荘に着くまでの表現が、真に迫り、迫力がある。
最後に後の村上作品を豊かにしている要素として、ファンタジーの世界が挙げられる。この作品でも羊男の存在であるとか、人に羊が入り込むといった世界観は後の作品におけるファンタジーの萌芽といえよう。

yujiyamawaki

2022/5/6 読了

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