私本太平記
あしかが帖
-
-
4.0 • 78件の評価
-
発行者による作品情報
『鳴門秘帖』『宮本武蔵』などで人気作家の地位を築いた吉川英治の『新・平家物語』に続く歴史長編小説。1958(昭和33)年1月から『毎日新聞』に連載された。いわば、南北朝時代を舞台にした軍記物語『太平記』の吉川版。足利尊氏を主人公に、後醍醐天皇の即位から鎌倉幕府の倒幕、建武の新政、観応の擾乱を経て、2代将軍・足利義詮の死去と細川頼之の管領就任までの激動の50年間を描いている。明治の新体制では天皇に背いた大悪人とされた足利尊氏を物語の中心に据えることで、戦前はタブーとされた南北朝時代に新たな解釈をもたらした。本作は足利高氏の物語である。吉川英治の最晩年の作品で、膨大な登場人物が錯綜する本作が完結した翌年、惜しまれつつその生涯を閉じた。
カスタマーレビュー
Jimmyaugust
、
歴史の一片を知る
この、時代の出来事を少しだけど理解出来ました。