



風野又三郎
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4.3 • 10件の評価
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発行者による作品情報
「風野又三郎」は大正から昭和時代の童話作家、詩人である宮沢賢治の童話。生前未発表。夏休みが終わった9月1日、二百十日の風の日に、教室へやってきた赤毛の男の子と嘉助たちとの葛藤と友情の話。みんなから名前を問われて「風野又三郎」と名乗る。先生には「風野又三郎」が見えない形態。又三郎は、自分の行ったところや見てきたことを一方的に子供たちに話す。子供たちは興味深くそれを聞く。しかし十日目、一郎は又三郎が飛び去るのを目にする。