ドグラ・マグラ
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3.8 • 906件の評価
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発行者による作品情報
初版や復刻版には「幻想怪奇探偵小説」と銘打たれているが、幻想怪奇であるのはともかく探偵小説であるかどうかは疑わしい。この物語は著者の夢野久作が「探偵小説家」に位置づけられていたため「探偵小説」のジャンルに分けられてしまったのだろうと言われている。
APPLE BOOKSのレビュー
驚くべき読書体験がしたいなら『ドグラ・マグラ』はうってつけだ。日本の“三大奇書”の一つに挙げられる本作は、記憶を失った青年が九州帝国大学医学部精神病科で目覚めるところから始まる。そこに法医学教授の若林博士が訪れ、青年がとある怪事件の鍵を握っていると告げる。青年は、膨大な資料が並ぶ精神病科の教授室へと案内され、記憶を取り戻すよう促されるが…。そこから読者は青年と共に、数々の奇妙な資料を手繰りながら深い迷宮へと入り込むことになる。「ドグラ・マグラ」と題された病院患者による制作物をはじめ、精神病科教授の正木博士が残した遺書、談話に基づく記事、寺に伝わる古い手記、治療場を映した映像…。その一つ一つがあまりにも突飛な内容でありながら、妙なリアリティもある。例えば「脳髄は物を考える処に非ず」と主張した正木博士の論文は、人間の生命意識はどこにあるかという、現代に至るまで解明されていない謎に迫っている。精神医学、脳科学、心理学、民俗学などあらゆる分野を横断しながら、めくるめく謎と混乱を呼ぶミステリー。目の前がクラクラするような、他では味わえない読書の旅が待っている。
カスタマーレビュー
XOさん
、
既視感レビュー
下のレビュー、某八百科辞典で見たことがあるような。可笑しいな。そして僕も精神に異常をきたしておりません。
嘛嘛丸太郎
、
夢野久作の真骨頂ここにあり!!!
笑いあり涙ありの超大作。ぜひ親子や恋人で読むことをお勧めします!!
camcuchiav
、
あ
なか